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実は似た者同士かも?

アニポケにおけるバーネット博士の設定でゲームと違うところは大きく2つです。1つ目はククイ博士の妻でないこと。2つ目はルザミーネの親友であること。正直な話、2つ目の設定にはかなり驚きました。ゲームでは全くと言っていいほど関わりを持たなかったふたりが親友という関係になっているのですから。ふたりが追い求めているものを考えるならば意気投合してもおかしくないのですが、けどそれは別に親友でなくても知り合い又は友人という関係の設定にしても良かったはずです。にもかかわらずあえて親友という設定を置いた理由は何なのか。
この点に関して私は当初、ルザミーネとバーネット博士を”子どもに対する親の在り方”という部分で対照的に書くためなのではと考えていました。ルザミーネは仕事を理由になかなかリーリエに構ってやれない、バーネット博士はお泊り回の時にリーリエの悩みを聞いて助言+再びポケモンに触れなくなってしまった時に様子を見に来たというふうに親が寄り添ってあげないといけない場面での行動がほぼ真逆だったんですよね。ゲームのリーリエがバーネット博士を本当の母のように慕った理由が垣間見えるようなシーンでもありました。
しかし、この考えを一変させうる出来事が51話で起こりました。先の記事に書いた通りですが、バーネット博士が何かを知っていながらサトシたちに情報を開示しなかったことです。彼女が本当に何も知らないならば問題なかったのですが、知っているようなことを匂わせながら答えられない又は分からないとはぐらかしたとも言えるような態度を取ったことが正直腑に落ちなかったのです。情報を開示しなかった理由は分かりません。本当に知らない可能性もあります。しかし、見方によってはリーリエたちを信用していないと取れるかもしれません。事実そのように考察されている方もいらっしゃいました。そんな彼女と対照的だったのが島キングのハラでした。彼はサトシたちに自分が知る情報を教えてくれました。バーネット博士とハラ、このふたりは何が違うのでしょうか。個人的にはこのふたりがサトシたちをどういうふうに見ているのかがポイントだと思います。バーネット博士はサトシたち(リーリエ除く)と出会ってから日が浅く、スクールの生徒という一面は知っていてもトレーナーとしての一面を誰かから聞いた部分しか知らないのだと思います。自分の目で見たわけではないので、どこかでルザミーネ救出時に彼らは役に立たないと考えていたのではないでしょうか。逆にハラは実際にサトシとバトルしているので彼のトレーナーとしての強さなどを知っています。だから情報を教えても大丈夫だと思っていたのではないかと考えられるのです。
こうして書いてみるとバーネット博士が誰かから得た情報だけで知った気になっているような感じにも取れるふうに見えますが、このような人物はもうひとりいましたよね。それがルザミーネです。彼女の中のリーリエは幼いころで止まっていて、それどころかトレーナーとして自立が可能な最低年齢に達している我が子に対して赤ちゃん呼ばわりする始末。忙しいことを理由にジェイムズにビデオカメラで普段の様子を撮影させようとしたり、クラスメイトを呼んで話を聞こうとしたりと自分で見るという行為をしませんでした。リーリエがポケモンに触れなくなった時も、触れなくなった事実だけは知ってもその原因まで調べようとはしなかったことはグラジオの言葉や態度から分かります。あれほど我が子に愛情を注いでいたのに、結局ウルトラビーストへの興味が勝ってしまったのでしょうか。これらを親友として間近で見ていたはずのバーネット博士はどうしていたのでしょうか。ルザミーネに原因究明をするように助言しなかったのか。それなりに成長している我が子に対して赤ちゃん呼ばわりする彼女を諌めなかったのか。ちょっと考えればおかしいと感じることに対して疑問や違和感を覚えてていないことがおかしいですよね。近くに居過ぎるがゆえに盲目になってしまった部分があるのでしょうか。親友というからにはおそらく本人たちの性格もそれなりに馬が合ってのことだと思っているので、やはりバーネット博士はルザミーネといろんな部分で似た思考を持った人なのかもしれません。


by pp-liy10 | 2017-11-25 21:02 | ポケモン
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